Mastermind Creations サードパーティ

レビュー: Mastermind Creations R33 COLLISUS (IDW サンダークラッシュっぽい人)

R33 COLLISUS

今回はトランスフォーマーではなくサードパーティで、
IDW版トランスフォーマー MORE THAN MEETS THE EYE編(MTMTE)に登場するのオートボット、
サンダークラッシュに似たアイテムを紹介します。

サンダークラッシュは日本国内のトランスフォーマー展開には登場しないキャラクターで、
G1当時はヨーロッパで展開されたトランスフォーマーアイテムで、
ヨーロッパでは司令官という位置付けでした。
当時は日本設定は特になく、限定発売で輸入されて少数のみ国内で発売されました。

コミックス展開ではG1当時、Hasbroのコミックで登場し、
その後、いくつかのコミックスで展開されたのち、
IDW トランスフォーマーに登場することとなりました。

パッケージ

パッケージはいつものMASTERMIND CREATIONSパッケージ。
プラスチックの品質がよく、
タカラトミー/Hasbroの様に、
コストダウンが明確にわかる質感とは異なっており、
かなりの密度がある硬いプラスチックになっているため、
箱の時点でかなり重たくなっています。

価格は1万円前後で売られているアイテムで、
トランスフォーマー マスターピースと同様のグレードのアイテム。

取扱説明書と、キャラクタースペックカードが付属しています。

ロボットモード

IDW トランスフォーマー MTMTE編に登場するサンダークラッシュがうまく再現されています。
トランスフォーマーアイテムではありませんが!

アメコミの中から飛び出してきたかの様なプロポーションで、
IDW トランスフォーマーファンにはお馴染みの姿が再現されています。

なお、リカラーのR-33T Thunder Prominonが海外ストアで販売されていますが、
こちらはTFcon限定のアイテムとなっていますので、
日本国内では入手しづらいものになっています。

Reformatted R-33T Thunder Prominon TFCon Exclusive

全体像

このCOLLISUSは、Mastermind CreationsのR-19 KULTURのパーツ流用品になっていて、
基本的にはKULTURと同じ様なプロポーションになっていますが、
パーツが追加されていたり、カラーリングも大きく異なっていますので、
パッと見だとあまり気づかないかもしれません。

IDWのサンダークラッシュまんまといった姿。

背面はオルトモードのパーツを背負っている形になっていますが、
所謂ガワ感はあまりありません。

タカラトミー/Hasbro製と違って、肉抜き穴などは殆どなく、
かなりガッチリした密度のあるプラスチックを使っているため、
全体的にマッシブな体型に。
足は大きめでかなりしっかりしていますので、
設置性はかなり高いです。

成形色ベースの構成になっていますが、
塗装の手抜き感は全くなく、
かなり丁寧に塗り分けがされています。
なによりもコミックスでの姿に非常に近いカラーリングで素立ちのままですでにカッコいい!

比較

いくつか同じパーツを利用しているR-19 KULTURとの比較です。

両方ともトランスフォーマーアイテムのサイズでいうと、
リーダークラスぐらいの大きさがあります。
カラーは両方とも異なりますが、腕から手、脚部などは
同じパーツとなっています。

流用パーツは多いですが、きちんとコミックスの姿に近づけているのがすごい!

背面からみると同じパーツであることがあまり目立ちません。
背負いものがかなり違いますので、後ろ姿だけだと大きく印象がことなります。

両方とも肩の形状が特徴的ですので、
横からみるとパーツ流用感はそこまでありません。

パーツ流用というだけあって、各パーツの変形時の位置などは
だいたい似た箇所にあるのがわかると思います。

アクション

可動は腰の回転はもちろん、手首や腕・腿部分にも回転があり、
足首の前後・横可動、つま先可動があります。
肘は二重関節となっています。
トランスフォーマー マスターピースシリーズ並の可動範囲となっており、
アクションフィギュアとしてもかなりぐいぐい動かせます。

肩の稼働は形状的な問題で、少々癖があります。
干渉してしまうため、うまく避ける様に動かしてあげる必要があります。

手持ち武器は付属していませんが、
指はマスターピースと同じ様に人差し指が独立して可動、
そのほかの指は一緒に動く様になっています。

膝を深く曲る時は脹脛のタイヤパーツを横に開いておく必要があります。
タイヤパーツを横にすることで深く曲げることができます。
つま先だけでもかなり設置性が高いので、倒れることはありません。

腰は腹部は変形の恩恵で前方向に曲げることができます。

歩く様なポージングも簡単に!

腕を横方向に開く場合も、肩のパーツが干渉してしまうため、
うまく逃がす必要があります。

ちがう角度から。
足がかなりしっかりしており、かなりスタイルがいい造形になっているので、
躍動感があります。

サンダークラッシュはMTMTEの#22から登場しますので、
日本語翻訳版では間もなく登場!というタイミングでもあります。
MTMTEとRIDの合体イベント、ダークサイバトロン編や、
MTMTE続編のLOST LIGHT編にも登場し、
サイバトロン星を救う役としても必要不可欠な位置であったり、
ゲッタウェイ(和名:ライトフット)には散々な目にあわせられたり、
メガトロンには何度も殺されそうになったり、
ウィンドブレード、クロミア、ノーティカ、アルファトライオンと一緒に
負傷したメトロプレックスを修理しにいったり、と見せ場は非常に多いキャラでもあります。

オルトモード

オルトモードはサイバトロニアンタンクという様なものになっています。
これもまたコミックスでの姿にかなり似た形状となっています。

コミックスでは、どことなく昔のG1玩具のデザインもすこし取り入れられた様な姿です。

全体像

腕と背中に取り付けていた武器を連結させて、
車体上部に取り付けます。
窓の形状や、細部はコミックス版と異なりますが(さらにライターによってデザインが異なります)、
しっかりと近い形に再現されています。

トランスフォーマーアイテムではありませんので、
オートボットのインシグニアなどは当然ありませんが、
海外トイショップなどではHasbro、タカラトミーの
オートボット、ディセプティコンインシグニアステッカーを購入することができますので、
そちらを購入して貼っても良いかもしれません。

腕に取り付けていたパーツを背面に取り付けるようになっています。
全体的にカラフルで、
地球のビークルではないというスタイルがかなり強めになっているのではないでしょうか。

タイヤは全て可動しますので、転がし走行は当然できます。

側面

リーダークラスなみの大きさがありますので、
オルトモードのサイズもそれなりの大きさになっています。
ロボットモード同様ですが、ずっしりとした重みもあり、
全体的にかなりきっちりロックされますので、非常にまとまりが良いです。

正面

オルトモード比較

ロボットモード同様にパーツ流用のR-19 KULTURとの比較です。

パーツ流用といっても、オルトモードではかなり形状が異なりますので、
流用とは気付きづらいかもしれません。
見事なまでの別物に!!

追加パーツのおかげで大きく形状も印象も異なっています。

総評

トランスフォーマーアイテムではありませんが、
筆者自身がIDW版トランスフォーマーのファンで、
それ以外のトランスフォーマーファンの人から見ると
所謂マニアックなキャラになるサンダークラッシュですが、
変形玩具としても、アクションフィギュアとしてもかなり出来がよく、
IDWコミックス劇中再現ももちろん、単体としてもかなり豪華な作りになっていますので、
満足度が非常に高くなっています。

マニアックなキャラなため、Hasbro/タカラトミーからのシリーズでは
おそらくリメイクされる可能性は非常に低いキャラですので、
こうしたキャラで、且つIDWトランスフォーマーアイテムとなると、
どうしてもサードパーティメーカーからの発売を待ってしまうという現状があります。
Hasbro/タカラトミー製品ではないため、広くおすすめ、ということはできませんが、
気になる方は是非翻訳本を読みながら、
お気に入りのキャラができたら入手してみてください。

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